maaruimonoのブログ

妊娠・出産のことや日常の徒然

悔しいきもち

テレビで拝見しました。

実は癌だったと、告白した方を。
嘘をついたと言っていましたが…

誰がそれを咎めるでしょうか。

きっと、言ってしまえば、それを受け入れざるを得なくなる。
どこかで認めたくない、そんな気持ちからなのかな…と、感じました。

もちろん、個人的な意見です。



私は癌の経験はありません。
癌の痛みも辛さも知りません。


でも、同じ、辛くて悔しいきもちが、ありました。


それが、産後のことです。


産後、2年になるところからでした。
それまでは、体力は落ちてるものの、赤ちゃんを連れてちょっとした旅行にも行けるくらいの元気はありました。
保育園に預け、仕事も再開し、順調で、二人目も近々と考えていた矢先。

卒乳を境に、月経が始まったのち、体調に変化が表れました。
なんだかわからない、けど、具合が良くない。
そう思う日がだんだんと増えていきました。
その当時は、ただの体調不良と思っていて、たまたまかかりつけのお医者さんが漢方も扱っていたので、処方して頂きました。

風邪だとか、季節の変わり目とか(自律神経)、そんな感じで。

確かに漢方は飲んでいると、少し楽になる感じはあって。
だけど、治ることはなくて、また繰り返し。

症状もまちまちで、手元にはいつしか漢方薬のコレクション。。
そうして半年が経ち、あるとき風邪をひいたところ40度の熱が出てしまい、これはおかしい、気力をふりしぼってお薬を頂いてきました。

それでも、かかりつけの内科では、風邪との診断。

実家に遊びに行こうと車に乗れば、酷い頭痛と吐き気で耐えきれずUターン。
朝起きて、今日は体調良さそうだな、と思い準備を終えて保育園に子供を送ろうと玄関に行けば、気持ち悪さと立ちくらみで動けず。
しばらく休憩してから、なんとか立てる隙を見計らって連れていったり。

とにかく動けない。
だから、仕事にも影響が出始めて。
主人の実家にも、なんとか行ったものの、寝たきり。
みんなで出掛けるにも、出掛ける自信は無くて、私は実家で待たせてもらったり。

とにかく、立っているのが辛かった。
そんな日が増えて、しまいには体調の良い日が無くなって、というか、悪いか、すごく悪いか、毎日そのどちらかになってしまいました。

なんとか実家に子供を見せに行きたい、その度に親にも休みをとってもらって、自分でも最低限できることはやって体調を整えてみたけれど。
起床時はいいのに、準備したりと動いているとあれれ…と、変だなとなってきて、出る間際になって動けなくなって。

こんなに、こんなにも気を付けているのに、
どうして具合が悪いの…


悔しくて、
本当に悔しくて、
主人と子どもの前で泣いてしまいました。


原因不明で、説明しにくい症状で。
ついには、大きい病院で診てもらいますか?と言われました。
1年が経過した頃でしょうか。
その頃はまた酷い症状があり、あるパターンで具合が悪くなることがわかりました。
空腹になると寒気、手足のしびれ、吐き気などが押し寄せてきて、たまたまメディアで知った低血糖症ではないかなと思い、空腹になる前に甘いものをひとつふたつと口にいれるようにしたら、楽になりました。

常に具合が悪いのに加え、そんな症状がでてしまい、お医者さんに相談したところ、血液検査をしましょうと。
その症状がでたときに来て下さい、と言われましたが、その症状が出ると動くのもままならず、とても辛かった為に、空腹にすることが怖くて血液検査をすることができませんでした。

職場にも迷惑をかけているし、家庭もまわらなくなる、二人目も考えられなくなる、思い腰をあげて、区の健康相談に行くことに。
女性専用の相談所があり、婦人科医師のいる日を選びました。

行けるか心配でしたが、飲み物と甘いものを持ってゆっくり歩いて行きました。
近所へのお散歩程度なら、なんとか大丈夫だったので。

相談所の方とお話したあとに、婦人科のお医者さんと話をし。

結局のところ、女性ホルモンによる影響が強くてでいるのでは、というところでした。
あとは診察してみないとわからないと言われましたが、その医師のクリニックに通える自信はあるわけなく(徒歩15分)、妊娠中に通った産婦人科に行くことにしました。

とりあえず、以前お世話になった先生をお願いしました。

ここの産婦人科はとても混んでいるので、覚えてはいないと思いましたが、社交辞令でも、お久しぶりの一言がとても心に染みました。゚(゚´Д`゚)゚。
藁にもすがる思いできたので、涙が出そうになりました。

紹介状を渡し、症状を説明し、やはり女性ホルモンの関係かなということで、漢方にするか低容量ピルにするか判断を迫られ…

ものすごく悩みました。

ピルを飲めばしばらくは妊娠を諦めなければならないし、
けど漢方は飲み続けてみないとなんとも効果はわからなくて。
そこで先生が言った一言、

妊娠すればホルモンの波が無くなるから、もしかしたら症状が無くなる可能性がある
もちろん、ホルモンの関係でなければ、症状はでるかもしれない


決めました。
二人目にチャレンジしてみようと。
なんとなく、今しかないと思いました。

そして、漢方を飲み続けて数週間。
内科で頂いてた漢方よりは効いてるような感じがあり、気持ち的にも楽になってきたのを覚えています。
そんな中、なんと、奇跡的に二人目の妊娠。
まる4年もそういった行為が無かったにもかかわらず、すぐに妊娠できたことには本当に言葉にならない気持ちでいっぱいでした。


辛かった。

本当に辛かった。

何もできなくて、何もわからず周りに迷惑をかけ続けることが、
辛くて苦しくて悔しくて。

だけど、きっとこの生まれてきてくれたこの子が、
教えてくれたのかもしれない。




わたしがくるまでまっていて




今は本当にありがとう。
二人の子供達に助けられていることに。